女のための男のレシピ>ご飯って記憶で食べることもあるのです

料理というものは、何で食べるのでしょうか?
目(視覚)で食べ、頭で考えて食べ、腹(量)で食べ、
財布(価格)でたべる。そして舌で食べる。
これが食べるということです。

これとは別に「料理」は知識と記憶で食べる」とよく言います。
この食材の旬はいつだとか、この食材は希少価値が高いから
おいしい。
この器は乾山の写しだとか、古伊万里だとか、そういった知識で
食べます。
そして、人には記憶があります。
昔食べた味、母が作ってくれたものの味を覚えていませんか?
これが味の記憶です。
この記憶があるから、人には嗜好の好みがあるのです。
あれが好きとかこれが好きとかは、まさに記憶によるものです。
人は今までの記憶をたどりながら、今味わっている料理を食べます。
子供よりも大人の方が料理を食べるのが楽しいのはこのためだと
言われています。

食べる人の記憶が少しでもわかれば料理はもっとおいしくなるし、
作り方のプロセスがわかれば食べる人ももっとおいしく感じる。

おいしいって奥が深いです。
だから料理って面白い。

女のための男のレシピ

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